急性冠症候群(ACS)

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急性冠症候群(ACS)

急性冠症候群(以下ACS)は、心臓の筋肉(心筋)に酸素と栄養を供給している冠動脈にできたプラークと呼ばれるコレステロールのつまった瘤(こぶ)のようなものが破れることがあげられます。

プラークは血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が、血管の壁の中に入り込むためにできると考えられています。

ブラークが破れたり、不安定になると心臓が必要とする血液量が得られないため、心筋が酸素不足となり結果として胸痛などの症状が引き起こされてしまう心臓に障害を起こす病気です。

従って、プラークを破れにくくすれば、急性冠症候群の発症を予防できる可能性があります。ACSという呼び名は独立した疾患名ではなく、臨床的には不安定狭心症、急性心筋梗塞、心臓突然死などを指します。

近年の食生活の欧米化により、いわゆる「急性心筋梗塞」「不安定狭心症」と呼ばれる急性冠症候群(ACS)の患者が、日本においても増加しているようです。

冠危険因子とは冠動脈疾患の発症、進展に関与している因子のことです。

これには高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙、ストレスなどがあります。

冠危険因子の数が多い人ほどACSにかかりやすいといわれています。このうち高血圧、高脂血症、糖尿病は生活習慣病の代表疾患ですが、これらの生活習慣病をもった方たちにはACSをおこすつまり不安定化プラークが存在する可能性があるのです。

不安定プラークの破裂でACSは発症するのですから、ACS予防とはこれら生活習慣病の予防に尽きるわけです。

急性冠症候群(ACS)に対するスタチンの有効性が明らかになったと米国のメタ分析結果が発表されました。

既存のメタ分析では死亡率などを改善しないという結果が出ていましたが、長期の追跡で有効性が明らかになったという研究成果です。

急性冠症候群(ACS)で当初からスタチン投与を始めた場合、長期死亡率や不安定狭心症の発症率などが有意に減ることが、7つの臨床試験について行ったメタ分析で明らかになったとのことです。

これまでに、急性冠症候群へのスタチン投与について行ったメタ分析の結果では、追跡期間は4カ月までと短く、死亡率などは減少しないとする結果が出ていたが、今回、追跡期間を最低6カ月、平均で22.9カ月と長くしたことで、スタチン投与の有効性が示された。

これは、米クリーブランド・クリニックのAnthony A. Bavry氏が、11月14日の一般口演で発表したものです。

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Category 病気

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